『おっぱいバレー』への道~KFC秘話~ちょっといい話(第七話)

おっぱいバレー試写会の日に感動のご対面がありました。
主役の一人は羽住監督。
もう一人の主役は萩原に住んでる小学生の楽々(らら)ちゃん。

楽々ちゃんは昨年夏の萩原大封鎖ロケにエキストラとして参加してました。
そして、映画館のセットと映画用に生まれ変わった街の姿と大規模な撮影に感動し、その様子をノートに書くことにしました。
書いてるうちに色んな疑問が浮かんできて、お母さんに聞いたり自分で調べたりしましたが、興味は尽きません。
「そうだ!監督さんに聞いてみよう」
楽々ちゃんは羽住監督に手紙を書き、びっしりと書き込まれたノートと一緒に送りました。

受け取った羽住監督は、ノートを見てびっくり。
映画館のセットのこと。撮影用のレールのこと。色んな質問もありました。
「なんて好奇心の強い子なんだろう!」
羽住監督はどのように返事を書こうか悩みました。
映画館のセットを作ったデザイナーの北谷さんにも相談しました。
「おっぱいバレー」に出てくる原田先生のように何日も悩んで考えました。
そして、楽々ちゃんのノートと同じようなノートを買ってきて、
一行空けながら書く楽々ちゃんの書き方を真似て書き始めました。
イラストや台本のコピーも交えて、丁寧に、分かりやすく、楽しいノートを作りました。
そして、楽々ちゃんに送ったのです。

羽住監督のノートはクリスマスイブに届きました。
「まさか返事がもらえるなんて!しかもノートまで!」
感激した楽々ちゃんと家族は、お礼の手紙や楽々ちゃん特製の「OPVキーホルダー」を送ったりして監督との交流が始まりました。

そのお話を監督から聞いたKFCは、ご対面の場をセットすることにしました。

そして、迎えた3月2日
花束を手に感激している楽々ちゃんを笑顔で迎える羽住監督。
感動の対面シーンでした。
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そこに登場するもう一人の主役
美術デザイナーの北谷さん。
北谷さんは萩原の映画館のセットのことを楽々ちゃんに説明するために
東京から映画館のミニチュアを持って来てくれました。

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このミニチュアは、実際に映画館のセットを作る前に、北谷さんが監督にイメージを伝えるために作ったもので、萩原の町並みをバックに、電飾もあり、看板も3種類チェンジ出来る素晴らしいものでした。
そしてナント、このミニチュアは楽々ちゃんにプレゼントされました。

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羽住監督の演出の世界、北谷さんの映画美術の世界を聞いて、ますます映画制作に興味を深めた楽々ちゃん。
忘れられない一日になったと思います。
(日々谷)

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5件のフィードバック

  1. AYA より:

    とても素敵なお話ですね!!!感動しました。
    楽々さんは地元で撮影される映画に参加できたことも、
    もちろん嬉しかったでしょうが、さらに羽住監督や北谷さんから
    映画の世界を聴くことができて、とても嬉しかったことと思います。
    楽々さんの好奇心が監督たちの心を突き動かしたのですね!
    そして、彼女の想いに応えた監督や北谷さん、そして、感動の場を用意されたKFCのみなさんも素晴らしいです!
    羽住監督はじめROBOTの作品では、感動も然ることながら、夢や希望もいっぱい与えてくれるので大好きなのですが、作品以外の場でもこのように「夢」を与えてくれるって、本当に素敵ですね~♪
    これがきっかけで楽々さんが映画に益々興味を持って、将来、また監督たちと一緒に作品を創るようなことがあったら素敵でしょうね~☆
    楽々さんにとって、『おっぱいバレー』は一生宝物の作品ですね!

  2. 見学者 より:

    楽々ちゃんの「疑問ノート」ぜひ見たいです!
    楽々ちゃんがあのロケでどんな疑問をもったのか・・すごく興味がわいてきます。

    私も萩原ロケを遠くから見学してました(^.^)
    綾瀬はるかちゃんを見たくていったのですが・・
    それよりも・・

    映画館セット見たときに・・
    見馴れた街並みが・・「どうしてこんなに変わる?」
    「このセット製作にどれぐらい準備したのかな?」
    「この映画看板のタイトルは『会議』したのかな?」などなど・・
    大人も「??」楽しい「疑問」でいっぱいでした(^.^)

    ロケ当日。
    警備のおじさんもあの炎天下でバテバテ気味。
    冷たいもの飲みたいけど・・・セットで自販機は「封鎖」
    でも警備のおじさんは「限界」の様子(ーー;)

    「この近くに自販機ないですか?」と周囲の方にSOS。

    そしたら
    ご近所のおばあちゃまが自宅にわざわざ戻り「どうぞ!」って冷たい飲み物を差し入れしてました。

    あの日は街の人も「団結」してた感じです。

  3. いいっちゃ♪のあーる。 より:

    とても心温まるいい話ですね。
    映画の内容もさることながら、胸にジーンときました。

    羽住監督、北谷さん、楽々ちゃんありがとう。
    なんだか、この話で映画が一本できそうですね。^^

  4. 南崎  ひとみ より:

    ららちゃんへ  周子ママの宮崎の友人です。。
    好奇心は母親譲りでは 色んな事に興味を持つ事、素晴らしいですね。 私は映画を見そびれて、是非今度、DVDで観せて貰いますね。
    周子ママへ
    将来が楽しみなお子さんですね。
    この世の中には色んな出会いがあります。素敵な出会いを大切に、そんな家族に久しぶりに会いたいですね。宮崎に戻られた時は是非、御連絡下さい。   南崎

  5. hiroi より:

    楽々ママ周子さん、お元気ですか? 昔むか~し宮崎で昔一緒にバンドをやっていた友人です。年賀状でここを知りましたが、すごくいい話ですね、感動しました。そして楽々ちゃん大きく立派で素敵になりましたね、まだ写真でしか見たことがありませんが、いつか一緒にお会いしましょう。宮崎に戻られた時はこちらにも是非、御連絡下さい。(`・ω・´)b

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