あなたへ(3)
11月20日、門司港
風の強い日でした。寒かった。
でも健さんは背筋を伸ばして立ってる。
本当に凄い人です。
エキストラの中に老舗映画館「小倉昭和館」の樋口さんがいました。
当時、小倉昭和館では「高倉健特集」が行われてました。
そこで健さんにそのことを伝えると、自ら樋口さんのもとに歩いていって、
「上映してくださってありがとうございます。
お訪ねして御礼を言おうと思っていたのですが」と握手しながら言われました。
撮影の空き時間には、映画資料館「松永文庫」に突然訪問して、
松永室長と40分間映画談義をされたようです。
短い滞在期間に多くの方に温かい思い出を残していただきました。
ラストシーンは関門橋をバックに力強く歩いていくシーン
まさか健さんの遺作のラストシーンとなるとは・・・
みなさん、ぜひ、映画を見て、このラストシーンの場所に行かれて、
健さんの歩いた道を歩いてみてください。
私は昨日健さんを偲んで歩いてみました。
様々な思いがよぎり温かい気持ちになり、次第に力が沸いてきました。
まるで健さんが作ったパワースポットのような気がしました。
日々谷
健さんの歩いた岸壁、何度も歩きました。あの凛々しい実直な背中を思い浮かべて。
劇場公開で見に行ったあとには、わざわざ台風直撃の日に、その臨場感を味わいたくて、薄香の漁協や町並みも歩いてきました。今思い起こせば、健さんご存命のうちに、足取りをたどっていて良かった。
でも、もう一度、健さんの息吹きを感じに、またいつか行きたいです。Tジョイの献花台には間に合いませんでしたが、出身地の中間で献花をしてこようと思います。
今朝のNHK「週間ニュース深読み」で小倉昭和館さんも紹介されていましたね。
筆まめな高倉健さんのエピソードには、多くの方が感動されたと思います。
健さんは亡くなられても映画は未来にもずっと残ります。
スクリーンの中の健さんはいつまでも輝いています。
健さん、本当にありがとうございました。
本当にあの日は寒く設定はまだ温かい設定なので薄いブルゾンを羽織った健さんは背筋がピーンと延び「寒い寒い」と身体を丸くしていた私たちが恥かしく思いました。俳優さんって凄いって改めて感じた1日でした。
撮影時のエピソードありがとうございます(*^^*)
健さんのお人柄を感じることができました。