パンクするのは音楽だけで結構。

早朝のロケが終了！予定よりも大幅にコンパクトに撮り終えた為、午後からの別件ロケハンまで時間に余裕がありました。

いやーなんか市内の撮影がすべて終了ということで、またどこかで会いましょう。っていうあのお別れはなんとも言えません。

僕は途中からの参戦ですが、感慨深かったです。

と、ここまでは爽やか3組な気分で事を終えたわけですが、

少しあまりました時間を見て、ふと心に余裕ができたのかしら、

ちょっと冒険して家路に着こうと思いまして、

意気込んでスロットルを回したはいいんですが、

出発してものの1分25秒、

愛車のタイヤが聞いたこともない悲鳴を上げまして、

「おや、お前さんお前さん、どうしたのかしら。」などとエンジンを止めました所、

まるで急激に年老いていくかのように私の愛車のタイヤは見る見る萎れていくではありませんか。

「おや、お前さん。しっかりしとくれよ。誰か、誰か～。」などと慌てふためくことしばらく、

ちょうどですね、ガソリンスタンドも見当たりませんでしたので、

エンヤコラエンヤコラ押して行く羽目になりまして、

そこへ、

雨が降って参りまして、

あぁ今日は「そういう日」なのだなぁ、あぁ春も近いのだなぁなんて思いまして、

ふと、前を見ると某有名ガソスタが目の前にありまして、

額の汗をぬぐい、爽やかを装いつつ事情を話しまして、

ようやく愛車のタイヤを観てもらうことになりまして、

ペンチを取り出すやいなや長さ10cm程の金属片がズルズルと出てきまして、

「おや、これは何ですか」などとたずねた所、

「いやーわかりませんが、金属です。」などとおっしゃいまして、

「おやおや、金属ですか。」などと一通りの会話を致しますと、

夏目漱石が二人。「では。」と言い残して私の財布から出て行くのが見えまして、

あぁ今日は「そういう日」なのだなぁ、あぁ今日も夜は納豆ご飯なのだなぁなどと思いまして。

今、私の財布には誰もいないのであります。

パンクするのは音楽だけで結構。久しぶりに爆音でマイクに向かって叫びたい今日この頃であります。

タカヤ改め「今日ダメな人」がお送りしました。