坂道コロコロ
ロケハンとは迷ってナンボ。…らしい。
地図上の大通りを走ってたって何も見つからないの事実。
それに猪木も言ってるしね。
その道を行けばどうなるものか。 危ぶむなかれ 危ぶめば道はなし。
踏み出せば その一歩が道となる。
迷わず行けよ。行けばわかるさ
猪木もこう言ってるんやから仕方がない。
地図を放り投げて角という角を曲がってやりました。
帰りのことなど考えず、ただただ道を行きました。
そして、引き返せなくなりました。。。泣
あぁーこわかった。。。
市内某所。住宅街を縫うようにして上り行く斜面。しかも幅、およそ車一個分。
冗談抜きで天にも昇らんような坂道。
何を思ったかアクセルを踏み込む、そら当然上る。
でも上に行けば行くほど、家のガレージに止めてある車の馬力は明らかに上がって行きます。
こちとら弱弱しいハイゼットちゃん。
ある程度、言ってもかなり上まで行ってから、行き止まりになってることに気がつく。
この瞬間。僕は天にも昇らん坂をバックで下る必要に迫られました。
後ろをふと見ると。。。
坂、というより壁に張り付いて下を見てるみたいな急斜面。
何で上ったのだろうか。…猪木のバカ!!
後悔と恐怖が広がって、
若葉マークの猿は判断を誤りました。
何とか転回して前を向かせようとハンドルを切ったのです。
何とか坂に対して横まで向いてから、ますます事態が悪化したことに気づきました。
ちょっと助手席に体重かけたら横転しそうな勢いで傾いている車内。
まずい。かなりまずい。
ちょっとずつちょっとずつ前後運動を繰り返すハイゼット。はたから見たら何がやりたいのかさっぱりわからなかったでしょうに笑。
そして、
あとちょっと後ろに下がってスペースを作れば、と。。。アクセルを踏んだ瞬間。
砂利場にタイヤを取られて進まないというトドメの一撃。
もう半べそ。
一旦ドアを開け。(尚も横転の危険を感じてものすごく慎重に笑)
ちょっと落ち着こうと外に出ました。
2分くらいでしょうか。誰も来ません。家があるのに人気がねぇ。
まぁあの状況で後ろからクラクションなんて鳴らされてたら終わってたね。
気を確かに持ってもう一度車内へ。
悪戦苦闘すること数分。
前を向いて坂を下る(ほとんど落下に近い角度)ことができました。
結局プチなトラウマを刻み付けられた僕は、
その後はやたら徒歩で探しましたとさ。
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