フィナーレイベントを振り返る

「何も考えない人」

「何かやりたいなぁと考えるだけ人」

「やりたいことを実現する為に動く人」

僕らは最後の人になりたかったから、動くことにした！！！
11月9日

その日は映画『海猿３』北九州ロケオールアップで、門司港に帰って来た巡視船「ちくぜん」に乗船する監督やスタッフの皆さんが、目の前に広がる沢山の方々のお出迎えを笑顔で見つめていた。。。

遡ること5日前（確かｗ）　BOSS日々谷が言った一言。

「普通の人で終わるな。」

その言葉に促され、僕と先輩は羽住組の北九州ロケオールアップをお祝いするイベントを企画することに！
BOSS「なんか派手なことやりたいねー」

先輩「花火みたいにどかーんとですね」

BOSS「花火。。。いいねぇ！どっかの打ち上げ花火一発余ってねえかな？！」

先輩「（やばい。やる気になってしまった！）岸壁で火気を使用する場合の許可ってどうなんでしょうね汗？」

と、難易度超Aランクのアイデアが飛び出すなど、実働部隊の先輩は冷や汗をかく場面もありつつ、

結局この案は「お祭り」→「花火」→「お祭り」→「太鼓」→「祇園太鼓」という流れで実現しました笑。
横断幕とゴールテープはオールアップまでの険しい道のりから考えた。本当に朝昼夜と曜日の感覚が麻痺する位に眠れない現場が続き、ゆっくりとお酒を呑む暇も無く続きの撮影の為に帰って行った本隊。

その後も変わらぬペースで死闘を続けていること知り、ゾッとした笑。

別件の撮影準備でロケにはあまり同行できなかった先輩も、現場に向かうBOSSと僕の姿を見てひいてました笑。

水中の実景撮りが残っているとはいえ、数名を除いてほとんどのスタッフがこの北九州ロケでアップすることになっていた。

その長い長い道のりの一区切りとして、先輩はマラソンのゴールをイメージした演出にしようと提案した。

さすが『風が強く吹いている』担当！！うまいねぇっなんて言いながら、BOSSから若干の修正の受け、ＧＯサイン！！
その時はすでにロケが始まっていたので、僕とBOSSは早朝から日没まで電波の届かない海上へ。

陸に残った先輩が会場をセッティングを進めた。最終日1日前に準備物が整い、とホッとしながらも、どれだけの人が集まってくれるのかは、北九州に住む人の熱さとノリにかけた。
ロケ最終日。つまりイベント当日。

会場では午前中からボランティアスタッフをやってくれていた大学生たちと一緒に先輩が準備を進めていた。何とか携帯が繋がったので、もう一隻の巡視船「はかた」が無事撮影終了を迎えて帰還したのを伝え、門司港では急ピッチで作業が進められた。

「はかた」は「ちくぜん」よりも先に現場海域から離脱して博多港へと帰還すると聞いていた為、横断幕だけでも見てもらおうと狙っていたのである。

結果は無事成功！
あとで「はかた」に乗っていたラインプロデューサーにお聞きした所、「はかた」からは小さくしか見えないけど、搭載されたカメラでクローズアップされた横断幕が船内のスクリーンに映ったそうです。
熱いぜ「はかた」！！！

残り3カット辺りからブログや先輩に状況を伝え、

そして迎えた「ちくぜん」ラストカット。
ＯＫがかかった瞬間、海のど真ん中で歓喜の声が上がった！！

撮影を終えて帰還するちくぜん。
BOSSの指摘で発覚した段取りの甘さから焦って電話で先輩とやり取りをする中、
気づけば辺りは真っ暗、そして船は既に関門海峡通過し、門司港はもう肉眼で確認できる距離！！　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　．．．そしてかすかに聞こえる祇園太鼓！！！

スタッフも徐々にいつもと違う門司港の様子に気づき始める。
いつもよりも明るく照らされたそこには、沢山の人。響く祇園太鼓、CUOCUOさんのケータリング車、ゆるきゃら『スナＱ』（笑）、
そして横断幕。
人の顔が確認できる距離になるとお祝い太鼓もはっきりと鳴り響き、みんなが送る声援も聞えた。

それを見つめるスタッフが笑って言ってくれた。

「さすが北九州！！」

僕はその時は監督に降りてもらうタイミングを合わせる為にトランシーバーを片耳に、もう片耳に携帯で先輩と通話。
冗談みたいなスタイルで船内を走り回り、頭もお祭り状態に。

BOSSがギリギリで機転を利かして僕に指示を出し、結果的にイベントは成功を向かえ、
皆さんが撮影してくださった写真の通りです！！

監督がゴールテープを切り、メインスタッフと「ちくぜん」の船長もご一緒に降りて下さいました。

ご協力いただきましたロケ関係者の皆様、本当にありがとうございました！！

現場に来てお出迎えをしてくださった方々、本当にありがとうございました！！

そして、いろんな思い出をありがとうございます！！

羽住組ぃっ！！！！！